2021年第2四半期および上半期決算(日本語抄訳)
パリ、2021年8月3日
2021年第2四半期と2021年上半期は全事業で優れた業績
2021年第2四半期の収益は2020年第2四半期比18.2%増(20.5%増*)、グローバルバンキング&インベスターソリューションズ部門は好調で、金融サービス事業は大幅な伸び、リテールバンキング事業は回復
全事業において、伸び率で収益が経費を大幅に上回る
基礎営業総利益:2020年第2四半期比55%増(1)の20億ユーロ(1)
2021年第2四半期のリスク費用は11ベーシスポイントと低く、引当金に関しても慎重なアプローチを継続
2021年第2四半期のグループ基礎当期純利益:13億5,000万ユーロ(1)、グループ報告当期純利益(IFRIC第21号の費用および特別項目を含む):14億4,000万ユーロ
2021年第2四半期の利益率(ROTE):10.4%(1)、11.2%
2021年上半期の基礎営業総利益:2020年上半期比83.4%増(1)の42億ユーロ(1)
収益は19.5%(22.8%*)の大幅増となった一方で、経費は1.7%増(1)(3.6%増(1)*)と抑制されていた
グループ基礎当期純利益:2019年上半期比13.5%増(1)の26億5,000万ユーロ(1)、グループ報告当期純利益:22億5,000万ユーロ
2021年上半期の利益率(ROTE):10.2%(1)、8.6%
2021年の見通しは改善
全事業部門で増収を予想
規律ある経費管理の継続により、伸び率で収益が経費を上回る効果が拡大
2021年通期の純リスク費用予想を20~25ベーシスポイントへ下方修正
強固な資本基盤
2021年上半期に配当準備金控除後で44ベーシスポイントの強固な内部資本形成を記録した結果、2021年6月末時点の普通株式等 Tier 1比率は13.4%(2)と堅固で規制要件を大幅に上回る
魅力的な株主利益率
- 第4四半期に総額4億7,000万ユーロ(3)の自社株買い戻しプログラムの実施を確定
- 2021年上半期の1株当たり配当準備金は1.2ユーロと、グループ基礎当期純利益の50%の配当性向と合致(4)
当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています:
「ソシエテ・ジェネラルは、全事業部門における業務・財務実績が堅調に推移したことにより、当四半期は再び素晴らしい業績を達成しました。力強い収益力、継続的な経費の管理、不良債権が非常に少なかったことによる極めて低いリスク費用が確認されました。2021年上半期の業績は過去5年間で最高となり、当グループのビジネスモデルの優位性と底堅さを実証しています。それを踏まえ、当グループは2021年の通期見通しを上方修正しました。こうした業績は、お客さまのニーズを効果的に予測することで事業基盤の本質的な質を向上させ、グループの業務効率を改善し、ローンポートフォリオとリスク管理の優れた堅牢性を維持するために行ってきた数年間にわたる広範な取り組みの成果といえます。ソシエテ・ジェネラル・ グループは、チームの卓越したコミットメントと非常に強固なバランスシートを背景に、お客さまをサポートし、付加価値を提供するための絶え間ない努力の中で、ESGの課題や新しいデジタル技術の活用に関連した事業の変革を続けていきます。」
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(1) 基礎データ(会計データから基礎データへの移行については、英文資料の10. APPENDIX 2: METHODOLOGYの第5項を参照)
(2) 段階的適用の比率、全面適用の比率は13.2%
(3) 規則(EU)2019/876号(CRR2)に基づき、自社株買いにはECBの承認を条件とする
(4) 超劣後債と永久劣後債に係る利息の控除後
本書の脚注*はグループの編成変更および為替レートの変動による影響の修正再表示後の数値を示す
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