2021年第1四半期決算(日本語抄訳)
パリ、2021年5月6日
利益は大幅に回復
収益は2020年第1四半期比21%増(25%増*)の62億ユーロとなり、全事業、特にグローバルマーケッツ、金融サービス、ファイナンス&アドバイザリーの各事業が好調
規律ある経費管理を継続し、収益の増加に伴い単一破綻処理基金への拠出金および変動費が増加したにも関わらず、基礎営業費用は2020年第1四半期比2.2%減(1)となり、伸び率で収益が経費を大幅に上回る
基礎営業総利益:2020年第1四半期比倍増の21億ユーロ(1)
グループ基礎当期純利益:13億ユーロ(1)、グループ報告当期純利益:8億1,400万ユーロ
利益率(ROTE):10.1%(1)
質の高いバランスシートおよび当グループの財務の健全性を確認
2021年第1四半期のリスク費用は21ベーシスポイントと低く、正常債権に対する引当金も高水準で維持
2021年通期のリスク費用は30~35ベーシスポイントになる見通し
2021年3月末時点の普通株式等Tier 1比率は13.5%(2)と、規制要件を約450ベーシスポイント上回る
事業間の効率的な資本配分
2021年の優先事項:顧客の支援と持続可能な成長に向けた戦略的な取り組みの実施
危機からの脱却およびエネルギー転換やデジタル技術の活用において顧客を支援
フランス国内のネットワーク統合
成長のけん引役の増強(ブルソラマでの記録的な新規顧客獲得やALDによるバンコ・サバデルの事業買収)
持続可能な成長を目的とした、グローバルバンキング&インベスターソリューションズ部門の新規事業計画の策定
リクソーの資産運用事業の売却を目的としたアムンディとの独占的な交渉の開始を発表したことを受けた、当グループの事業再編計画の最終化
当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています:
「このような素晴らしい1年の始まりは、特に、最近の四半期に下した決定の妥当性とその実行の成功を裏付けるものであり、当グループにとって大きな節目となります。ソシエテ・ジェネラルは、財務目標を達成したことにより、自信と決意を持って2021年に臨むことができます。2020年に続き、新型コロナウィルス感染症の状況や経済面が依然として不透明な環境であるものの、ソシエテ・ジェネラルはお客さまと社会経済を支援するために力強いコミットメントを維持してきました。事業面および財務面では、収益性が著しく好転したのに加え、前2四半期と同様に継続的な経費管理と優れたリスク管理が奏功し、利益と利益率は大幅に回復しました。また、当グループのバランスシートおよびローンポートフォリオの質の高さも確認することができました。その結果、今後数四半期は、まずはお客さまが危機から徐々に脱却し、活動を再開し、デジタル技術やCSRの課題にビジネスモデルを適応させることを支援すること、第二に、価値創成の強力な源である成長・イノベーション・業務効率化のための施策を効果的に実施することを優先して行っていく所存です。」
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(1) 基礎データ(会計上データから基礎データへの移行については、英文資料の10. APPENDIX 2: METHODOLOGYの第5項を参照)
(2) IFRS第9号の段階的導入に係る25ベーシスポイントを含む
本書の脚注*はグループの編成の変更および為替レートの変動による影響の修正再表示後の数値を示す
2024年第3四半期決算
パリ、2024年10月31日
2024年第2四半期決算および上半期決算
パリ、2024年8月1日
インフレ復活は日本経済をどう変えようとしているのか
日本はこの2年余りの間に、30年間も続いたデフレから完全に脱却したかにみえる。2022年をゼロ%近辺でスタートした消費者物価は上昇ペースを上げ、昨年初めには4%超のピークを付けた後、現在3%弱の水準にある。
2024年第1四半期決算
パリ、2024年5月3日