
2020年第1四半期決算(日本語抄訳)
パリ、2020年4月30日
2020年第1四半期の業績
フランス国内リテールバンキング部門と国際リテールバンキング&金融サービス部門の堅固な業績
フランス国内リテールバンキング部門の基礎となる収益率:10.7%(1)
国際リテールバンキング&金融サービス部門の基礎となる収益率:15.4%(1)
グローバルバンキング&インベスターソリューションズ部門は市況から著しい影響を受ける
グローバルマーケッツ事業においては、主に株式のストラクチャード商品への投資が、新型コロナウイルス感染症に伴う2020年第1四半期末における市場の例外的な混乱の影響を受ける
それ以外の事業は満足のいく業績
コロナ危機の中、リスク引当比率は65bpとなる(前年同期:21bp)
グループの基礎となる営業費用は減少:前年同期比3.6%減(1)
計上されたグループ当期純利益:3億2,600万ユーロの損失、基礎となるグループ当期純利益:9,800万ユーロ(1)
堅牢な財務体質で危機に対応
堅固な財務構造と流動性状況
2020年3月31日時点の普通株式等Tier 1(CET1)比率は12.6%(見積もりベース:12.7%(2))と規制上の要件(3)を約350bp上回っていた
2020年第1四半期の流動性カバレッジ比率(LCR)は平均で144%、流動性バッファーは2,030億ユーロ
資金調達プログラムの約45%をすでに完了
貸出ポートフォリオの質は高く、地域・セクターともに分散されている
高度なデジタル戦略に係るのれんが、危機時の経営管理を円滑化している
2020年の見通し
2020年にはグループ経費の削減と共に、6億~7億ユーロの追加的な経費削減を実現する
リスク引当比率は2020年を通じて、コロナ危機の基本的なシナリオに基づく場合には約70bp、経済活動の閉鎖が長期化するシナリオに基づく場合には約100bpとなる見通し
2020年末時点のCET1(4)比率は、特別配当金を分配する可能性に関する想定に応じて、規制上の要件を200bp~250bp上回る水準を目指す
当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています:
「未曽有の健康・経済・社会危機に直面する中、ソシエテ・ジェネラルの世界中の従業員が決意と不屈の精神を通じて類まれな行動力を示したことに、感謝の意を表したいと思います。当グループは、強い責任感を持って次の3点に尽力しています。第1に、全ての拠点および事業活動において安全対策を実施し、お客さまと従業員の健康を守る、第2に、必要不可欠な事業としてのサービスを継続して提供していく、第3に、今回の極めて厳しい時期を通して、従業員、お客さま、サプライヤー、そして全てのパートナーを支援していく。
当グループは、今回の危機に様々な見識に基づいて対応しており、グループのビジネスモデルの健全性、技術の進歩およびデジタル化にけん引された業務モデルの機敏性、また堅固な資本やリスク・プロファイルに自信を持っています。当グループは今回の危機による即時的な影響への適応に注力しているほか、危機終結後の新たな事業環境を考慮に入れた2021年~2025年の新たな戦略計画の策定にすでに着手しています。」
(1) 基礎となる数値。会計上の数値から基礎となる数値への移行については、付属書類2:財務情報の基準となる事項の第5項を参照
(2) 発表された事業売却(+10bp)とEMCの統合(-4bp)の見積もりベース
(3) 2020年4月1日時点:9.05%
(4) 2020年度の未払い配当金を含む
本書の脚注*はグループ編成の変更および為替相場の変動による影響の修正再表示後の数値を示す
プレスリリースをダウンロード

日本のエネルギー・トランジションに向けて「東」と「西」を結ぶ
昨年ソシエテ・ジェネラルがグローバルロードショーの一環として開催した「ポジティブ・インパクト・デー」の東京会場では、日本の脱炭素化政策と国際的なパートナーとしての役割について、最新の動向を踏まえた活発な議論がなされました。

2024年第4四半期および2024年通期決算
パリ、2025年2月6日