!css

2020年第2四半期および上半期決算(日本語抄訳)

03/08/2020

パリ、2020年8月3日

2020年第2四半期と2020年上半期の業績はコロナ危機の影響を受けるが、5月中旬以降に回復
フランス国内リテールバンキング事業と国際リテールバンキング事業は、2020年第2四半期前半は影響を受けたが、5月中旬以降に回復
保険、プライベートバンキング、トランザクション・バンキング事業は底堅く推移
ファイナンス&アドバイザリー事業および債券・為替事業は好調;4月と5月はストラクチャード商品にとって不利な市場環境となったが、5月中旬以降は徐々に回復
グローバルマーケッツ&インベスターサービス事業の方針の見直しに係る非現金特別項目:のれんの減損(6億8,400万ユーロ)および繰延税金資産(6億5,000万ユーロ)
2020年第2四半期のグループ当期純利益:12億6,400万ユーロの損失(2020年上半期:15億9,000万ユーロの損失)、非現金特別項目控除後の修正再表示後の2020年第2四半期のグループ当期純利益:7,000万ユーロ 
  
経費は大幅に減少
営業費用は2020年第2四半期に9.6%減、2020年上半期に5.8%減と、2020年度の基礎営業費用を165億ユーロに抑えるという目標を強化している
中期的に経費削減を目標
  
リスク費用の半分はIFRS第9号およびカウンターパーティ格付けの引き下げが要因
2020年第2四半期の純リスク費用は12億7,900万ユーロ(2019年第2四半期の4倍)となったが、これにはステージ1とステージ2において予想される信用損失に対する6億5,300万ユーロの引当金が含まれている。2020年上半期のリスク費用は81ベーシスポイント
2020年通期のリスク費用は70ベーシスポイントから100ベーシスポイントの間の下端になる見通し

堅牢な資本および流動性状況 
2020年6月30日時点の普通株式等Tier 1比率は12.5%( )(試算ベースの値:12.6%( ))と、規制上の要件を約350ベーシスポイント上回っている
資金調達計画の81%を達成、流動性カバレッジ比率(LCR)は167%( )
2020年末時点の普通株式等Tier 1比率は、11.5%~12%の間の上端になる見通し

ストラクチャード商品部門の戦略的見直しの完了
株式ストラクチャード商品における世界での主導的地位を維持し、関連するリスクプロファイルを削減する;2022年~2023年までに約4億5,000万ユーロの経費を削減し、グローバルマーケッツ事業の収益性を改善する

当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています:
「2020年上半期、ソシエテ・ジェネラルは今回の健康・経済危機の影響にうまく適応した結果、お客さまや従業員を支えることができ、信頼されるパートナーとしての地位を強化しました。4月と5月には、世界的な経済活動の減少による影響を大きく受けましたが、5月中旬以降は心強い回復が確認されています。非常に堅牢な資本基盤や良質なローンポートフォリオを活かし、ソシエテ・ジェネラルはコロナ禍という新たな環境に適応した業務を継続し、特に経費削減に努めていきます。また、顧客重視、企業の社会的責任、デジタル・テクノロジーに基づく業務の効率化という3つの優先目標に焦点を当てた、次の戦略的ステージとなる2021年~2023年への新たな取り組みに着手しています。」

--------------------

本書の脚注*はグループ編成の変更および為替レートの変動による影響の修正再表示後の数値を示す
(1 ) IFRS第9号の段階的実施に伴う20ベーシスポイントを含む
( 2) 発表されたSG Finans(+10ベーシスポイント)の売却に対する試算ベースの値
(3 ) 四半期平均

プレスリリースをダウンロード