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2019年第1四半期決算(日本語抄訳)

03/05/2019

2019年第1四半期:事業戦略計画を効果的に実施、CET 1比率の大幅な改善:11.7%(+55bp)

2019年第1四半期の概要および主な財務データ

  • CET 1比率の改善:11.7%(2) (+55bp)
  • 基礎となるグループ当期純利益:10億1,000万ユーロ。グループROTE(1)は8.4%
  • 2019年第1四半期の収益:61億9,100万ユーロ(前年同期比1.6%減)、特に国際リテールバンキング&金融サービス部門(前年同期比6.8%増*)およびファイナンス&アドバイザリー事業(前年同期比18.5%増)が寄与し、事業部門の業績は堅調(前年同期比0.3%増)
  • 営業費用は管理されている:47億8,900万ユーロ(前年同期比1.3%増)
  • リスク引当比率は21bpと低水準を維持、不良債権比率は3.5%へ低下
  • グローバルバンキング&インベスターソリューションズ部門におけるグローバルマーケッツ事業の再編に伴う業務の調整および追加的な経費削減策の実施
  • 継続的なグループの変革:複数の売却案件(3)の完了に伴い、2019年第1四半期にCET 1比率は合計で20bpの恩恵を受けており、また発表したスロベニアのSKBのOTPバンクへの売却は、実行日時点でCET 1比率に約7bpの恩恵をもたらす見通し

当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています:

「ソシエテ・ジェネラルでは、2018年通期決算の際に発表した施策の実施に伴う初期効果が2019年第1四半期に早くも現れています。フランス国内リテールバンキング部門においては変革を継続して行い、国際リテールバンキング&金融サービス部門においては引き続き好調な業績が確認され、グローバルバンキング&インベスターソリューションズ部門では迅速な適応力が実証されました。また、5事業の売却完了に加えてリスク加重資産の大幅な削減に伴い、当グループの自己資本比率は大幅に引き上げられました。本日発表したスロベニアのSKB子会社の売却を筆頭に、ソシエテ・ジェネラルは引き続き事業再編プログラムを着実に遂行していきます。こうした確固とした取り組みの結果、ソシエテ・ジェネラルのCET 1比率は2019年第1四半期に大幅に改善し、目標値である12%を早期に実現できる見通しとなりました。

ソシエテ・ジェネラルの堅固な業績は良好なリスク管理や適切な経費管理にも支えられており、新たに導入した経費削減策とともに、こうした取り組みを今後も継続する予定です。さらに、再生可能エネルギー・ファイナンスにおける主導的な地位(2018年時点)は、お客さまや経済のプラスへの変革を責任をもって支えるという、ソシエテ・ジェネラルの姿勢を裏付けています。欧州における不安定な環境にも関わらず、これらの進展の全てがソシエテ・ジェネラルの堅固なビジネスモデルと戦略・財務計画の遂行力を実証しています。」


本書の脚注*はグループ編成の変更および為替相場の変動による影響の修正再表示後の数値を示す
(1)  基礎となる数値。会計上の数値から基礎となる数値への移行については財務情報の基礎となる事項の第5項を参照
(2)  2019年5月21日の定時株主総会での承認を条件とし、株式での配当金支払いオプションの行使率を50%、2019年第1四半期の配当性向を50%と想定
(3)  バンクポスタル(郵便貯金銀行)、セルフトレード・バンク、ソシエテ・ジェネラル・エクスプレスバンク(ブルガリア)、ソシエテ・ジェネラル・アルバニア、ベルギーのプライベートバンキング事業の持分を含む


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