
2020年第4四半期および2020年通期決算(日本語抄訳)
パリ、2021年2月10日
2020年第4四半期:業績および財務状況の改善を確認
依然として健康・経済危機の影響を受ける環境下で、底堅い収益(2020年第3四半期比1.6%増*、2019 年第4四半期比2.3%減*)
規律ある経費管理を継続したこと(2019年第4四半期比3.0%減(1)*)により伸び率で収益が経費を上回る効果を確認
リスク費用は54ベーシスポイントと非常に好調なローン・ポートフォリオや堅実な引当金を反映
グループ基礎当期純利益:6億3,100万ユーロ(報告ベース:4億7,000万ユーロ)
2020年通期:責任ある危機管理、底堅い事業、堅固なバランスシート
継続的な顧客の支援、特例的な人事異動
グループ基礎当期純利益:14億ユーロ(報告ベース:2億5,800万ユーロの損失)
基礎営業費用:165億ユーロ(1)(2019年比5.2%減(1))
リスク費用は64ベーシスポイントに抑制(債権総額の41%相当となる、正常債権に対する14億ユーロの引当金を含む)
規律ある資本管理:普通株式等Tier 1比率は13.4%(2)と規制要件を約440ベーシスポイント上回る
欧州中央銀行(ECB)の勧告により認められた最大限度額に基づき算出された現金配当金の支払い:1株当たり0.55ユーロ
自社株買戻しプログラム:2021年第4四半期に予定、配当金支払総額と同額(約4億7,000万ユーロ、すなわちグループ普通株式等Tier 1比率に対して約13ベーシスポイントの影響)、ECBの勧告が更新されず、実施が認可されることを条件とする
2021年の優先事項:戦略的事業計画の規律ある実施
ソシエテ・ジェネラルとクレディ・デュ ノールのネットワーク統合に向けた準備の初年度
グローバルマーケッツ事業の再構築の完了
成長のけん引役の増強
企業の社会的責任の取り組みのさらなる推進
主にデジタル化による業務効率の強化
当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています:
「第4四半期決算は、第3四半期に確認された新型コロナウイルスの危機を受けた年初からの回復をさらに裏付けるものとなりました。ソシエテ・ジェネラルは質の高い事業基盤とバランスシートへの自信とチームの卓越したコミットメントを活かし、下半期に意欲的でかつ価値を生み出す戦略的な事業方針を明確に打ち出しました。それにより、非常に不透明な環境下における適応力と変革する力を実証しました。当グループは2021年に向けて、自信と決意をもって、戦略的事業計画の実施を最優先課題として掲げています。ソシエテ・ジェネラルは、デジタル技術の利用拡大や企業の社会的責任への関心の高まりなど今回の危機によって加速したあらゆる変革において、当グループの存在意義であるとおり、今後もお客さまを支援いたします。」
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(1) 基礎データ(会計上データから基礎データへの移行については、英文原稿のmethodology note の第5項を参照)
(2) 段階的適用の比率;全面適用の比率:13.2%
本書の脚注*はグループの編成の変更および為替レートの変動による影響の修正再表示後の数値を示す

日本のエネルギー・トランジションに向けて「東」と「西」を結ぶ
昨年ソシエテ・ジェネラルがグローバルロードショーの一環として開催した「ポジティブ・インパクト・デー」の東京会場では、日本の脱炭素化政策と国際的なパートナーとしての役割について、最新の動向を踏まえた活発な議論がなされました。

2024年第4四半期および2024年通期決算
パリ、2025年2月6日