2018年第3四半期決算(日本語抄訳)
2018年第3四半期:良好な収益性 ROTE(1):2018年第3四半期は11.0%、2018年1~9月期は11.0%
概要
2018年第3四半期のグループ収益は9.0%増(1)(ユーロクリア証券の再評価による影響の控除後では4.4%増)、主に国際リテールバンキング&金融サービス部門、グローバルマーケッツ事業の回復、好調なファイナンス&アドバイザリー事業が牽引
フランス国内リテールバンキング部門の経費は2018年度目標に沿っており、国際リテールバンキング&金融サービス部門およびグローバルバンキング&インベスターソリューションズ部門の収益は経費を上回って増加
良好な収益性:2018年第3四半期のROTE(1)は11.0%、2018年1~9月期は11.0%
ユーロバンク(ポーランド)の売却契約の締結を通した、事業再編の継続
訴訟問題解決への更なる進展
バランスシートおよびリスク特性の更なる強化
数々の賞の受賞に裏付けされる、グループの優れた変革プロセスの推進
主な財務データ
- 2018年第3四半期の収益(1):65億3,000万ユーロ(前年同期比9.0%増);2018年1~9月期:192億7,800万ユーロ(前年同期比2.4%増)
- 2018年第3四半期の営業費用(1):43億7,400万ユーロ(前年同期比5.2%増);2018年1~9月期:129億6,800万ユーロ(前年同期比2.5%増)
- 2018年第3四半期のグループ当期純利益(1):12億5,200万ユーロ(前年同期比16.1%増);2018年1~9月期:37億2,100万ユーロ(前年同期比2.9%増)
- 計上された2018年第3四半期のグループ当期純利益:12億3,400万ユーロ(前年同期比32.4%増);2018年1~9月期:32億4,000万ユーロ(前年同期比18.4%増)
- 全面適用ベースのCET1比率:11.2%
- 2018年1~9月期の1株当たり利益:3.62ユーロ;配当金引当金:1.81ユーロ(50%の配当性向)
当グループの最高経営責任者であるフレデリック・ウデアは次のように述べています:
「ソシエテ・ジェネラルの2018年第3四半期決算は堅固な業績となり、良好な収益性も確認されました。国際リテールバンキング&金融サービス部門の成長に加えて、好調なファイナンス&アドバイザリー事業や市場取引が増収をもたらしました。当グループは厳格な経費管理を遂行しており、低水準のリスク引当比率は当グループのローン・ポートフォリオの質の高さを実証しています。また、金融危機以前の米国当局に関連する主要な訴訟問題による財務上の影響も、当四半期で解決いたしました。さらに、当グループは事業の最適化に向けた施策を継続的に実施し、ポーランド子会社の売却を発表しました。これらの展開に加えて、欧州有数の社会的責任のある銀行として認知されている当グループは、今後も確信をもって戦略的施策を実施していく所存です。」
本書の脚注*はグループ編成の変更および為替相場の変動による影響の修正再表示後の数値を示す
(1) 基礎となる数値。会計上の数値から基礎となる数値への移行については財務情報の基礎となる事項の第5項を参照